インフルエンザの予防接種を受けてきました。


もちろん季節性のワクチンですもの。
新型には到底太刀打ちできませんもの。


しかし、あのなんというか、
チクリとしたあと、
肉の中にワクチンをぎゅっと押し込まれるときの
あの重い、なんともいえない鈍痛は慣れないですなぁ。
そりゃ1年に1回のレアイベントだから、というのもありますが。


献血で血を抜かれたり戻されたり、
っていうのは慣れてる、というか楽しむだけの余裕はあるんですけどね。


いや、献血の針は痛いですよ? けっこう。
予防接種の注射が
「ちくっ」
なら、
献血の針は
「ブスリ」または「ズブッ」
っていう擬音が合ってる気がする。
成分献血の針ならなおさらです。


かれこれ、もう20回以上通っているわけですが、
冷静に考えるとなんで献血に行っているのか分からない。


そりゃ最初の1回や2回は、
身近なボランティア(笑)だとか
お菓子、ジュースや景品おいしいですwww
そんな風に考えていた時期が俺にもありました。


今はそういうのにあんまり惹かれないし・・・
献血可能日を過ぎると、またなんとなく行ってしまう。


自分で思うに、
「非日常性」を楽しんでいる可能性が一番高そう。



※注意※
ここからは生々しい表現があります



全血でも成分でも、採血ベッドに横になったら
1mm〜1.3mmある針を腕の一番太い静脈にズブッと差し込まれ。
何度経験しても、あの瞬間はドキドキするもんです。


400ml献血なら、
自分のすぐ隣にある血液パックにどんどんドス黒い血が
溜まっていく様子が見えるわけです。
一度だけ、献血が終わった後に
血液パックを触らせてもらったことがあるのですが、
なんかすごく変に生温かくて、
自分の体温をきわめて第三者的に感じたのを覚えています。


最近はほとんど成分献血なのですが、
そうすると、腕に刺さった針につながったチューブから
血液が隣に置いてある機械に運ばれ、
その機械のちょっと広めで透明な流路を
自分の血がダラダラ流れているのが丸見えなんですねー。
それが遠心分離にかけられて、
ほんのり黄色がかった血漿や血小板だけが
パックに溜まっていくのです。
そして、遠心分離が終わった血液はというと、
ちょっと冷えた状態で自分の体に戻ってくると。
少しだけひんやりした血液が
腕→心臓→首筋→頭部
を循環するのがなんとなく分かるわけです。


いつも、成分献血をすると、目の前のテレビも見ますが
自分の血液がとうとうと流れる様子も凝視してしまいます。


普段なら、たとえば紙で指先を切った時の痛みと少しの出血でも、
うわぁ・・・(´・ω・`)
ってなってしまうのですが。
献血はそれより遥かに大きな痛みと出血があるのに。
献血は安全が保障されているという前提があるから
安心して見ていられるんですね。きっと。
全血400mlなんて、缶ジュースより多いわけですよ?
そんな量の血が普通に出血したら、
精神的にかなりキツイですよ。


べっ・・・別に、太い針に刺されるのが
ンギモッヂイイ!
わけじゃないんだからねっ!
痛いのは嫌いです。