コミック百合姫 2011年 03月号 [雑誌]

コミック百合姫 2011年 03月号 [雑誌]


これ↑に収録されている「百合男子」(倉田嘘 著)。


これは「お前は俺か」っていうレベルじゃねーぞ
連載が終わる頃には、自分の中で何かが変わっていそう。
そんなふうに思わせてしまう漫画。
こりゃあとんでもないモノに出会ってしまったかもしれない。




以下、第1話における主人公のセリフ(=名言)。






『む 「男子禁制」の文字が消えている?
 まあいいんだが
 あの真っ向から拒絶される感覚が味わえないのは
 少し残念ではある』






『さあ 百合ん百合んにしてもらおうじゃないか!!』






『百合はいい・・・
 女の子だけの世界だからこその 繊細な心の動き 温かさ
 打算と駆け引き 伴う痛み
 そして あらゆる困難を乗り越える 強い絆
 男の想像をはるかに超える 研ぎ澄まされた精神世界!』






『いわゆる百合百合詐欺だ』






百合姫Wildrose 5 (IDコミックス 百合姫コミックス)を手にしながら)
『男性向けとは一線を画す
 精神的つながりの延長線上にある裸体表現
 故に18禁でありながら
 実用性とは縁のない矛盾した代物!


 だがそれがいい!!』






『これは
 「百合名場面名鑑」(自作)収録
 「他の子と遊ばないで」!!』






『宮鳥茜 恐ろしい子
 これが女子校帰国子女の力なのか!!


 ※女子校帰国子女とは!
  女子校へ転校し より百合力を高めて
  帰ってくる女子のことである』






『く・・・
 この感じ・・・!


 この
 えも言えぬ罪悪感!!


 書店での人目や
 家族にばれること
 それもキツいが


 これは
 それ以上に
 心に刺さって
 抜けない棘!!


 この百合空間にただ一つ
 必要無いもの!


 そして
 百合というものに


 もっとも不要な存在
 それは



 男(俺)!!






『そうだ 追うな・・・
 俺さえいなくなれば・・・』






『男の自分じゃ 絶対にできない
 それどころか 見ていることすら


 なのに 触れていたい


 百合に触れずには いられない!!






『我思う 故に百合あり
 だが
 そこに我 必要なし・・・』






・・・いかん。
溢れる涙と共感の嵐が止められない。



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